弁護士と探る最善策

複数の選択肢が存在する債務整理の中でも、ある意味最終的な選択肢と位置付けられるのが自己破産であり、他の任意整理や個人再生、特定調停と比較しても、この四文字の世間一般に於ける周知度は圧倒的です。

自己破産と目や耳にすると、あたかも「人生終わった」と全てを投げ出して自暴自棄状態となるイメージに繋がりがちですが、実際には債務整理法の1つであり、あくまで債務者がその後の人生をリスタート出来る環境を整備構築する意味合いを有する借金問題解決策です。弁護士との質疑応答から、残念ながらその時点で抱える負債の自力返済が不可能と判断された場合、借金を免責すなわちゼロにしてもらう事で、経済社会に於ける自身の立ち位置を整え直す作業、これが自己破産です。

借金がゼロになるなら財産も何も要らない、とにかく楽になりたい、現実から逃れたいとの強い気持ちから、安易に自己破産を選択しようとする債務者も見られますが、自己破産にはそれなりの費用負担が必要であり、その他今後の社会生活に於いても、複数の制限が発生するなど、借金帳消しに対するリスクとデメリットは小さくありません。大切なのは自己破産という選択を、人生の一点だけを捉えてチョイスするのではなく、未来に続く「線」に於いてベストか否かを見極めねばなりません。

複数の債務整理選択肢

借金返済に窮してしまい、最早自力での状況改善が望めないとの結論を冷静に受け入れられたのであれば、次に視野に入れるべき作業が債務整理であり、読んで字の如く「抱えた債務を整理する、金銭面の身辺整理との対峙が求められます。この大切な作業を無意味に後送りにしてしまえば、それだけ自身の社会的立ち位置を悪くしてしまうのみならず、時に債権者が法的処置に及び、いわゆる差し押さえが為されるリスクが高まります。

この債務整理には、現在4通りの方法が選択肢として公的に認められており、その選択権は債務者側に委ねられていますが、自身の現状から今後を冷静に見極め、正しい選択からの実践が非常に重要です。ここで誤選択から中途半端な債務整理を進めてしまい、再度借金問題解決を目指す途中で、同様の膠着状態に及んでしまえば、それこそ取り返しがつきません。債権者の理解と譲歩も欠かせぬ債務整理だからこそ、その手法の正しい選択から、全てを完了しなければならず、やはり専門家である弁護士の力添えを仰ぐ判断が求められます。

ここでは以下、債務整理の中でも最終選択肢に位置付けられる自己破産に関し、自己破産とは果たしてどのような債務整理なのか、どのようなメリットとデメリットが存在するのか、弁護士に依頼するに際して何が必要なのかなど、正しい関連知識を確認して行きたいと思います。自己破産なる四文字から抱くイメージから、絶対に回避したい、二度と社会復帰出来ないなどの誤った解釈も囁かれがちですが、そうした誤解釈の是正も含め、ぜひ最後までご一読ください。